タイラーはアニミズムを「霊的存在への信仰」とし、
宗教的なるものの最小限の
定義とした。彼によれば諸民族の
神観念は
人格を投影したものという(
擬人化、
擬人観、
エウヘメリズム)。現在でもこの語は
宗教学で触れる際など抜きにしては考えられない語であるが、一方タイラーのアニミズム観に対してはマレット(Robert Ranulph Marett)が「
未開」
[未開の意味には一方的なものの見方としての優劣を含むが、それは独善であり、近代化していない社会でも、素晴らしい価値観や文化を内包する。]民族の間では人格性を欠いた力あるいは生命のような観念もあるとし、そのアニミズム以前の状態をプレアニミズム(pre-animism)と呼び、同様の概念は
アニマティズム(animatism)、ヴァイタリズム(vitalism)、ダイナミズム(dynamism)などとも称された。また研究姿勢に対しては
類推的とか、
進化主義的であるとかの批判もされる。