バスケットボールは一人の人物によって考案された数少ない競技のひとつである。考案者は
アメリカ、
マサチューセッツ州スプリングフィールドの
YMCAの訓練校の講師を務めていた
カナダ人の
ジェームズ・ネイスミスで、彼の考え出したルールが現在のバスケットボールの原型になっている。初めての公式試合はその大学で
1892年1月20日に行なわれた。ネイスミスは、
ニュー・イングランド地方の長い冬に外でスポーツ(
アメリカンフットボール)ができない間、室内で
アメリカンフットボールと同じくらい激しく行えるスポーツを求めていた。そこで
体育館のギャラリーに桃を入れる籠(かご)を下げて、そこにサッカーボールを入れ合う、今のバスケットボールの原形が生まれたのである(考案された当初は桃の籠にボールが入りショットが決まるたびに
ジャンプボールをして試合を再開していたが、その後、数度にわたるゴールの形状の変遷にあわせてルールも変遷し最終的に現在のような形に定まった)。考案当初には逸話が多く存在し、人数を設定していなかったため100人近くでプレーする高校が出た、籠を取り付けた2階には観客がおり、ゴールを妨害することがあった、などのものがある(リングの後部に設置されるバックボードは本来は観客による妨害を防止する目的で設置されることになったものであるという)。