フィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (or Philly) soul)は'70年代前半に一世を風靡した
フィラデルフィア発の
ソウルミュージックの一形態。作品の大半がシグマ・スタジオで制作されたことにより
シグマ・サウンドとも言われる。ストリングスを要した華麗で柔らかく甘めのサウンドから
スウィート・フィリーとも呼ばれた。それまでのソウル、R&Bをより洗練された都会的雰囲気と聴きやすさを訴求した形に変貌させた。
ロックンロールが隆盛下のフィラデルフィアでは、黒人人口が多い割にはソウルは栄えず、アイドル歌手等による白人のポップ・ミュージックがヒットしていた。1950年代後半から1960年代前半にかけて、勢力があったレーベルはフィラデルフィアで唯一のレーベルであった
キャメオ・パークウェイのみであった。扱っていたのはボビー・ライデルらによるアイドル歌手や、流行性のダンス・ミュージックであり、白人受けしたものであったが、このレーベルも1968年には倒産する。