車体は軽量化と振子作用を容易にするため、
アルミニウム合金製構体となっている。前面形状は
183系0番台車や
485系200番台車などと同様、「
電気釜」と呼ばれる形状である。また、貫通形と非貫通形があるがそれについては後述する。側面は
グリーン車の
窓や
普通車の客用
扉の数を除き183系に似ているが、振子作用による
車両限界への抵触を防ぐため183系に比べて車体下部の裾絞りが大きい。
台枠上面幅は2,600mmとなっている。また重心を下げるため、重量物である
冷房装置は
床下に設置しており、
屋根上は
パンタグラフなどの必要最小限の設置物がある程度で非常にすっきりしている。客室床面高さは
181系とほぼ同じ1,105mmとした。屋根高さは3,385mmだが、天井は冷房ダクトを通した平天井構造のため、床面からの高さは2,050mmで181系よりも低い。また、国鉄の電車では初めて全長を新基準の21,300mmとしている。アルミ製車体だが外観は183系など他の昼行特急形電車と同様に
クリーム4号地に
赤2号帯が塗装されている。
モハ381形に主制御器や
主抵抗器などの主回路機器を、モハ380形にパンタグラフと
コンプレッサ (CP)などの補機類を、クハ381形とサロ381形にサービス電源用の
電動発電機 (MG) を搭載している。後述する改造車についても種車に準じている。
主電動機は591系で試験された高回転型のMT58X形(出力110kW)を容量アップした出力120kW/2100rpmのMT58形(1978年製造車からはMT58A形)で、歯車比は
急行形電車と同じ4.21に設定し、
MT比2:1の編成を基本として山岳線区での使用に適応させている。これにより定格速度は従来の特急形電車とほぼ同じ、高速性能は軽量車体と相まって若干の向上をみた。
しかし、特急「くろしお」系統では、実際には全区間で「振子制御NFB(ノーヒューズブレーカー)」は「入」にするよう決められている(運転途中で「振子制御NFB」を「入」「切」しない)ので、事実上京都 - 和歌山間でも振子は動作していることになる。ただし、速度制限は他列車と同一である。線路(架線)規格が低い線区(たとえば
和歌山線)では「振子制御NFB」は「切」にするよう決められている。