細胞分裂(さいぼうぶんれつ)とは、一つの
細胞が2個以上の
娘細胞に増える現象。単細胞生物では細胞分裂がすなわち個体の増殖を意味する。多細胞生物では細胞分裂によって細胞数を増やすことで
個体を形成し、またその後も様々な生物現象に伴って細胞分裂が起きる。したがって生物は細胞分裂の厳密な制御機構をもっており、その異常はたとえば多細胞動物の
ガン化と関連する。
ウィルヒョウは「細胞は細胞から生ず」と言ったと伝えられているが、それを支えるものが細胞分裂であり、
生命の連続性はこれに依存している。
一般に
真核細胞では、細胞分裂に先立って細胞の構成成分が倍加(二分裂の場合)し、準備が整うとまず
核分裂が起こり引き続き
細胞質分裂が進む。核分裂が起きながら細胞質分裂が起きない場合、
多核体を生じる。
細胞周期のうちで核分裂から細胞質分裂までを、分裂期(M期)と呼ぶ。