キリスト教ではイエス自身を預言者とは看做さず、神の子にして
救世主(メシア)(この場合は
イエス・キリスト)であると信じる。先の信条の引用から伺えるように、
東方諸教会・
正教会・
カトリック教会・
聖公会・
プロテスタントといった一般の
キリスト教派にとって、預言者とは
旧約時代のもの、すなわちイエス以前のものである。したがってこれらの教会は、旧約聖書の預言者や新約聖書に「預言者」として言及されるイエス以前に活動していた若干名以外に、預言者をたてない。預言の活動自体はキリスト教内にも行われ、預言を行う信徒たちは、当時、預言者と呼ばれていたことが、新約聖書文書から伺えるが、教会の慣習としては、それらイエス以降に預言を行うものを預言者とは呼んでいない。